近年は若い人でもがんになることが多く芸能人のがん発覚などが増えていることで、関心が高まっています。
そんながんに備える保険が「がん保険」。
通常の医療保険とは違い、高額になるがんの治療に備えた保険となります。
20代だとがんになる確率は非常に低いので、無理にがん保険に加入する必要はありません。
しかし「がんにも備えておきたい」「どんな内容の保険なのか知っておきたい」という方のために、以下3点を主にこの記事ではご紹介していきます。
- がん保険の内容
- 保険料
- もし20代で加入するならどういったものにすべきか
がん保険とは
がん保険とは高額になりがちながんの医療費を賄うための保険です。ちなみに日本のがん保険の加入率は約4割ほど。
10年前は加入率が2割ほどでしたが今では日本人の2人に1人はがんになると言われています。そのため関心は年々高まっていると言えるでしょう。
がん保険の保障内容
がん保険では医療費以外にも様々ながんに関する保障が受けられます。
基本となる保証は以下4点などです。
- がん治療給付金:がんでの医療費を保障する
- がん診断給付金:がんと診断された際に給付される
- がん入院給付金:がんでの入院や通院で給付される
- がん通院給付金:がんでの入院や通院で給付される
入院費や通院費の保障はがん保険の場合、保障される日数が無制限となることがほとんどです。
通常の医療保険では60日〜といったように制限がついていますが、がんの場合は入院が長引くことが多いため無制限となっています。
保険によってはがんに関する費用を保障してくれる特約があります。以下はその一部です、参考にしてみてくださいね。
- ホルモン剤の治療
- 先進医療にんかかる保障
- 退院給付金
保険会社によって非常に様々な種類の保障があるので上記以外にもたくさんあります。
例えば以下のようなものがあります。
- メットライフ生命:がん保険はホルモン剤治療を受けたら入院や通院に関わらず1回30万円給付
- チューリッヒのがん保険:抗がん剤治療や放射線治療を受けたときに1か月につき10万から60万給付
がん保険の保険料
がん保険には定期型と終身型の2つのタイプがあります。
- 定期型:5年や10年の払込期間となっていて契約終了後に見直すタイプの保険
- 終身型:一生涯変わらないタイプのものがあります。
2つのがん保険の保険料を参考にがん保険をチェックしてみましょう。
1.定期型がん保険 25歳で加入した場合
保険会社 | 商品名 | 払込期間 | 月額料金 | 診断給付金 | 入院給付金 |
---|---|---|---|---|---|
アクサダイレクト | がん定期 | 10年 | 570円 | 100万円 | 10,000円 |
SBI損保 | SBIのがん保険 | 5年 | 850円 | 100万円 | 無制限 |
セコム損保 | 自由診療保険メディコム | 5年 | 1,350円 | 100万円 | 無制限 |
2.終身型がん保険 25歳で加入した場合
保険会社 | 商品名 | 払込期間 | 月額料金 | 診断給付金 | 入院給付金 |
---|---|---|---|---|---|
東京海上日動あんしん生命 | がん治療支援保険NEO | 終身 | 1,717円 | 50万円 | 5,000円 |
オリックス生命 | がん保険Believe | 終身 | 2,200円 | 100万円 | 10,000円 |
メットライフ生命 | ガン保険ガードエックス | 終身 | 1,702円 | 50万円 | なし |
がん保険でも定期なら1,000円以下。終身タイプでも1,000円~2,000円で加入することができます。
がん保険の一例
がん保険は保険会社によって非常に様々な種類があります。
テレビCMでもよく放送されているアフラックのがん保険を一例に、保障される内容や保険料をチェックしてみましょう。
アフラック:新生きるためのがん保険Days
「終身タイプ 25歳 月々1,600円」
- 診断給付金(がんと診断されたとき):1回100万円
- 入院給付金(がんで入院したとき):1日5,000円
- 通院給付金(がんで通院したとき):1日5,000円
- 手術給付金(がんで手術したとき):1回10万円
- 放射線給付金(がんで放射線治療を受けたとき)1回10万円
- 抗がん剤給付金(がんで所定の抗がん剤治療を受けたとき):月ごとに5万(乳がん・前立腺がんホルモン療法の場合は2.5万)
以上の保障内容が基本となります。
他にも先進医療特約や再発リスクに備える特約を付けることができます。他の保険も同様の保障内容が基本となると考えておきましょう。
20代でがん保険に加入するメリットは少ない
20代のうちにがんにかかる確率は男性で0.2%・女性で0.4%と言われています。
下のグラフは2008年の年齢別がん罹患数を表したものです。
この数値から考えると20代でがんになる可能性は極めて低いです。
若い方が保険料は安くて済みますが割合的にあまりにも低いです。少なくとも30代~40代ごろからがん保険について考え始めても遅くはないでしょう。
がん保険は「がんに対してしか保障されない」という特徴もあるため、がん以外の病気になった場合にも使える医療保険や他の保険に加入したほうがメリットが多いと言えます。
もちろん、がんになった場合は高額の医療費がかかります。
もしがんになったとき、高額の医療費を払うことが難しいと考えるのであれば加入している方が安心でしょう。
しかし月々の料金が高いものに入るのならその分を貯蓄したほうが良いと考えられます。もし加入するのなら格安のものにしておきましょう。
リスクが高いなら加入してもOK
以下の項目に当てはまる方はがんリスクが高い可能性があります。
- がん家系
- 喫煙や飲酒の習慣
- 不摂生や肥満などの生活習慣
上記に当てはまる数が多い方は、安いがん保険に入っておくと安心です。
例えば大腸がんの場合は約25%が家族集積性のがんであり、遺伝性と考えられるがんは5%程度とされています。
参考外部サイト:がんと遺伝の関係について|がん県有明病院
もしがんになり高額の医療費を払わなければならなくなった場合、家族や子どもに負担がかかってしまうという場合は加入しておいてもいいでしょう。
ただ全体的にみて20代でがんになる確率は低いので加入するとしても、必要最低限の保障が受けられる格安のものにしておくことをおすすめします。
家庭環境に応じて考えよう
基本的に確率の低さから20代にはあまり必要性のないがん保険。
しかし「実際にがん保険に入っていて助かった」という20代の方もいるため、絶対に必要ないとは言い切れません。
必要かどうかはやはり家庭環境や生活環境によって変わってきます。
他の医療保険に入っているかどうかなども関わってくるのでファイナンシャルプランナーなど保険のプロに相談してみることをおすすめします。
「生命保険に加入したいけどどれがお得なのかわからない」
「保険料の負担がきついから解約しようか迷っている」
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現在日本で加入できる生命保険会社は数十社にのぼり、各社それぞれたくさんのプランを提供しているため、一人で保険選びをするのは非常に難しいです。
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