生命保険

意外すぎる!?20代の保険料の相場・平均はどれくらい?加入率などまとめ

現在29歳以下の生命保険加入率は約70%程度(平成30年の調査)となっており、おおよそ10人のうち7人何かしら民間の生命保険に加入している計算となります。

7割は加入しているわけですから、自分の身の回りにも加入している人が多いのではないかと思います。

しかし特に若いうちは収入も少なく、生命保険に掛けられる余剰資金は少ないと思います。

更に健康状態も良好で20代で保険に加入しようと考える人の中にはどのようなプランに入るべきか迷う人も多いと思います。

本ページでは20代はどれくらいの保険料を目安に払うべきか、相場はどれくらいなのか?を解説します。

本ページは、公益財団法人 生命保険文化センターの「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査(速報版)」を参考に作成しております。

保険料の目安はどのくらい?

保険会社の営業トークによると一般的に保険の掛け金の目安は収入の8%~10%程度と言われています。

  • 20代の平均月収20万:16,000円~20,000円
  • 20代で月収30万:24,000円~30,000円

しかしこれはあくまで営業トークによるもの。実際は「結婚している人としていない人」「子どもがいる人といない人」等で大きく変わってくるので参考にする必要はありません。

また保険のセールスよりも顧客の資産状況、資産運用全般を生業とするファイナンシャルプランナーなどに聞けば、本来保険料の目安は収入の3%~5%を目安にすべきと言われています。以下を参考にしてみてください。

  • 月収20万:6,000円~10,000円
  • 月収30万:9,000円~10,000円

20代(29歳以下)の保険料の平均

29歳以下が加入している保険料の平均額は生命保険文化センターの調査によると以下のようになります。

  • 年額24.2万円→月額20,166円

引用元の数値は年額なので、ボーナス分もあると思いますが、ボーナスなしだとおおよそ月2万円が平均値となっています。

※下記資料の〈図表Ⅰ-20〉世帯年間払込保険料(全生保)[世帯主年齢別]より引用しています。

平成27年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉|生命保険文化センター

現在は保険会社から購入するという方法以外に保険の総合窓口のような場所が増えています。

ファイナンシャルプランナーや保険の専門家に相談して自分に合った無駄のない保険の購入方法が広まっています。

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家庭環境によって保険料の目安は変わる

既婚者の場合は子どもがいるかどうかで保険料も変わってきます。

子どものいない夫婦:最低限の死亡保障+医療保障を夫婦でつける=合計1万円前後が目安

子どものいる夫婦の場合は死亡保障を手厚くしておくといいでしょう。また、働けなくなった場合家族の生活費をまかなうために就業不能保険や収入保障保険などに加入しておくのもよいでしょう。

死亡保険は女性は寿命が長いため男性に比べて安くなっていますが、医療保険は同じ内容でも20代だと女性のほうが高くなります。

例)

■子供なし 夫・妻ともに25歳の夫婦の場合

夫の死亡保険:SBI生命クリック定期 1000万 保険期間10年
月額860円

妻の死亡保険:メディケア生命メディフィット定期 500万 保険期間10年
月額590円

夫の医療保険:メットライフ生命Flexi 入院1万 手術5~20万
月額2,657円

妻の医療保険:メットライフ生命Flexi 入院1万 手術5~20万
月額2,977円

合計 7,084円

例)

■子供あり 夫・妻ともに25歳の夫婦で子供が2人の場合

夫の死亡保険:SBI生命クリック定期 2000万 保険期間10年
月額1,500円

妻の死亡保険:メディケア生命メディフィット定期 500万 保険期間10年
月額474円

夫の医療保険:メットライフ生命Flexi 入院1万 手術5~20万
月額2,657円

妻の医療保険:メットライフ生命Flexi 入院1万 手術5~20万
月額2,977円

就業不能保険:ライフネット生命働く人への保険 給付金月10万
月額2,657円

合計 10,265円

※保険料は概算です

これらの例はあくまでも目安。貯蓄があれば死亡保険はもっと下げられますし、加入しなくてもよい場合もあります。

また子供がいる場合は3000万円ほどの死亡保険に加入すべきと言われることもありますが、遺族年金制度などの公的保障を考えるとそこまで必要ではありません。医療保険も会社員で傷病手当が受け取れる場合は入院日額5000円のものでも十分でしょう。

このように公的保障でいくら貰えるという点も計算に入れることで、無駄のない保険の選び方ができます。

独身の場合、死亡保険は基本的に不要です。医療保障も自分が困らない程度にかけておけばよいでしょう。ファイナンシャルプランナーの中には20代の独身であれば収入の1%を保険料の目安とすればいいという方もいます。

若いうちは保険よりも投資を中心に

20代の収入のうち、15%~20%は貯蓄と保険に分散するのが理想と言われています。

月収20万の場合:3万~4万

しかし保険会社の営業トークの通り、収入の8%~10%を保険料としてしまうと、貯蓄に回す分はわずかになってしまいます。

本来なら、若いうちは特に保険よりも投資にお金を使うべきです。

アメリカでは余剰資金の年齢%(25歳の場合は25%)を貯蓄や保険などの無リスク資産に、残りの75%は積極的な投資に回すというのが一般的です。

月収20万で余剰金が4万ある場合:25%の1万円を貯蓄と保険に。75%の3万円は積極的な投資に使う

しかし実際には月収20万の場合余剰金が4万円ある場合は少なく、貯蓄にまで手が回らないというのが現実です。それなのに保険に1万円もかけていると投資や貯蓄でお金を残し、増やすことは不可能です。

「老後の資金は自分で残さなければならない」「年金はあてにならない」と言われている今だからこそ必要以上の保険は掛けず、最低限のものに抑えましょう。そして、残ったお金は投資などで賢く運用し、将来のためにお金を残しておくということを心がけましょう。

不必要に保険に加入していないか見直しが必要

保険はその業務に関わる人やよほど資産運用等に興味がある人を除けばだいたいの人があまり内容を理解せずに加入しっぱなしとなっていることが多いです。

  • 「毎月1万円くらい払うのが普通だから」
  • 「社会人になったら加入するものだと聞いたから」
  • 「常識だから」

上記の理由で販売員に勧められた保険に加入したっきりという人がほとんどです。

保険は常に商品(中身、内容)が変わるので5年前の保険が提供されている今の保険と比べて大きく劣っているということも少なくありません。

また家庭環境が変わり加入すべき保険に入っておらず、逆に不必要な保険に加入しているということも多々あります。

無料保険相談サービスを活用しよう

10年くらい前は、保険は生保会社の販売員を通じて加入するのが当たり前でしたが、最近は保険の窓口を始めとする保険相談サービスを利用する人が増えてきました。

無料保険相談サービスは生命保険会社の販売員が自社の保険を勧めるのではなく、保険の専門家(ファイナンシャルプランナー)が複数の保険商品から利用者に最も適した保険を選定して提供するサービスです。

保険相談サービスは複数社(十数社)の保険会社が提供する保険商品を取り扱っているため選択肢が多く、自分の生活環境に合わせた保険が見つかりやすいです(FPが提案してくれます)。

無料保険相談には保険の窓口やイオン保険のようなこちらから店舗の窓口に出向いて相談するものと、FP(ファイナンシャルプランナー)とあらかじめ打ち合わせして近くのファミレスやカフェで相談するものがあります。

保険相談サービスを検索出来る保険ニアエルは、全国にあるおすすめの相談窓口を検索することができます。

以前私自身、ニアエルを利用して相談を受けたことがありますが、無理に加入を勧められることもないので安心して利用できました。

こういった無料の保険相談のサービスはその場ですぐに加入しなくても問題ありませんので試しにお話だけでも聞いてみると良いですよ。

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