駅ビルやショッピングセンターに保険ショップがあることは今や珍しくなくなりました。こうした保険ショップは「乗合代理店」と呼ばれ、複数の保険会社の商品を扱っているという点が最大のメリットです。
この記事では「乗合代理店の1つである保険見直し本舗のメリットやデメリットをプロの目線から検証し、保険見直し本舗は相談するに値するかどうか」まとめました。
全国250店舗以上!
・取扱保険会社も40社以上
・アフターフォローまで完全無料
・MDRT会員が在籍
などのメリットが多い保険見直し本舗は現在最も人気のある保険相談サービスの1つです。
全国250箇所以上に店舗があり、地方の方でも利用することが出来ます。
業界で最も取扱保険会社が多いため、選べる保険の種類も多いです。
Contents
保険見直し本舗のメリット
保険見直し本舗には、以下のメリットが考えられます。
- 無料で相談できる
- 取扱保険会社の数が多い
- 店舗数が多い
- アフターフォローが受けられる
- MDRT会員が在籍
無料で相談できる
保険見直し本舗では、保険の相談を無料ですることができます。
保険の勧誘は昔から無料というのが当たり前なのでそれ自体に目新しさはありませんが、セールスレディと違って店舗を構えているので無料で大丈夫なのかと心配になる人もいるかもしれません。
保険見直し本舗がどこで利益を確保しているのかというと、保険会社から受け取る販売手数料です。保険見直し本舗に限らず保険屋さんは基本的に同じ仕組みで商売をしていますので気にする必要はありません。
取扱保険会社の数が多い
保険見直し本舗では2018年7月現在で45社の商品を扱っています。内訳は以下のとおりです。
- 生命保険会社 26社
- 損害保険会社 16社
- 少額短期保険業者 3社
この数は、数ある保険ショップのなかでもNO1クラスの多さです。
取り扱い保険会社の数が多いと多くの商品から選べるのが一番のメリットです。特に持病があって加入できるかどうか不安というときには役立ちます。
持病がある場合は保険会社によって加入できるところとそうでないところに分かれることがあるので、一度に多くの保険会社を比較できると便利なのです。
また、生命保険会社だけでなく損害保険会社や少額短期保険業者も扱っています。保険の相談というと通常は生命保険を想定しているでしょうが、同時に火災保険や自動車保険、ペット保険などの検討もできます。
少額短期保険業者とは、文字通り少額で保険期間の短い保険(保険金額1,000万円以下、保険期間2年未満の商品)を専門で扱う業者です。業者といってもきちんと金融庁の認可を受けているので保険会社と変わりません。
少額短期保険業者は、保険会社では扱わないようなユニークな商品を扱っているところが特徴です。
一例を挙げるとジャパン少額短期保険では、痴漢と間違われたときに弁護士に相談できる保険「男を守る弁護士保険 女を守る弁護士保険」があります。
店舗数が多い
保険見直し本舗の店舗数は2018年7月現在で252店舗あります。47都道府県のうち42の自治体には1店舗以上ありますので、たいていの人は相談に行ける店舗が見つかるでしょう。
店舗に出向いての相談が難しい場合は訪問での相談も受け付けています。小さい子どもがいて外出が難しいような場合は相談員の人に来てもらいましょう。
ただし、出張可能なエリアには限りがありますので全国どこでも出張してもらえるわけではありません。
店舗によってはキッズスペースが設けられていますので、店舗内で子どもを遊ばせながら相談することもできます。
アフターフォローが受けられる
保険見直し本舗では、契約した保険のアフターフォローもしています。保険金の請求や住所氏名の変更の手続きなどが一カ所に連絡するだけで可能になるのは意外に見過ごせないメリットです。
通常は保険証券を見て連絡先を探し、必要事項を連絡する手間がかかります。しかし保険見直し本舗で加入した保険なら複数の保険について手続きをするときも、加入したときの店舗へ連絡するだけで済みますので簡単です。
MDRT会員が在籍
保険見直し本舗にはMDRTの会員資格を持つ相談員が2018年7月現在で173名います
MDRTとは優秀な保険販売員に与えられる資格のことで、商品知識はもちろん厳しい倫理基準や優れたサービスを提供できる人だけが加入を認められます。
ただしすべての店舗に在籍しているわけではありませんので、MDRT資格保持者に相談したい場合は事前に在籍の有無を確認しましょう。
保険見直し本舗のデメリット
保険見直し本舗には、以下のデメリットが考えられます。
- 押しの強い営業を受ける可能性がゼロではない
- 保険の相談しかできない
押しの強い営業を受ける可能性がゼロではない
保険見直し本舗はあくまで保険代理店なので、保険の販売手数料で成り立っています。
そのため担当した相談員が偶然、成績のふるわないときだとやや押しの強い相談になる可能性があります。これは保険に限らず何でもそうですので、相談に行くときはそうした可能性を考慮しておきましょう。
保険の相談しかできない
保険代理店に相談にいくのですから当たり前のように聞こえるかもしれませんが、保険はファイナンシャルプランナーが扱っていることもあります。
ファイナンシャルプランナーに相談する場合は保険以外のお金の話も聞けるので、相談したいことが家計全般にわたるときはファイナンシャルプランナーのほうが向いているかもしれません。
ただし、ファイナンシャルプランナーが扱っている保険会社の数はそれほど多くないことが一般的ですので、その点には注意してください
不要な保険の勧誘、どうやって断る?
わざわざ時間をかけて相談に行っても加入する気にならなかったらどうしようという心配がありますよね。
もちろん保険の加入が任意であることは保険見直し本舗のホームページにも書かれていますが、あくまでそれは建前であることもわかっているのではないでしょうか。しかし心配はいりません。
保険の相談は1回では終わらないことが多いので、もしあまり気が乗らない保険をすすめられたらその場では難色を示しておき、次に断って問題ありません。
保険の相談が初めてなら多くの商品が提案されるはずです。たった1つの商品について提案を受けているときは断りにくいものですが、通常は数多くの商品の提案を受けるので、そのうち1つや2つを断るのもそう難しくありません。
良い保険があれば加入を検討するくらいの感覚でOK
保険相談は無料で出来るので、どうしても「入らないと悪いかな…」という良心が出てきてしまいます。
しかし生命保険は支払う金額がトータルで数百万から場合によっては一千万円以上になってくるため良心の呵責で決めて良いものではありません。
保険の相談員もそれを重々承知ですから「今回は見送る」という判断でも問題ありません。
ただ、現在会社や知人の紹介などで加入している保険と比べると、こういった無料相談サービスで紹介される保険はメリットが多いので加入する人の割合が多いのは事実です。
保険の相談に行く前に保険証券を探しておきましょう
保険の相談に行くときは、すでに加入している保険があるなら保険証券を用意しておきましょう。
あなたがどんな保険に加入しているのかを知るためには、保険証券の分析が欠かせません。
保険証券を見ずに、自身の加入している保険について細部まで答えられる人はほぼいないと言って良いでしょう。そのため保険証券がないと、相談員もどんな保険をあなたに提案して良いか決められないのです。
なお、名前が保険「見直し」本舗なので新規加入だと受け付けてもらえないのかと心配になる人もいるかもしれませんが、加入している保険を分析する手間が省けますのでむしろ大歓迎です。
保険相談はこんな感じ
保険相談のイメージを知りたいなら以下の動画をご覧ください。動画は「第一生命ほけんショップ」のもので保険見直し本舗とは関係ありませんが、イメージをつかむには最適と判断したので紹介しました。
代理店では動画で出てくるように、パソコンのソフトを使ってシミュレーションや見積もりをするのが普通です。
第一生命ほけんショップでも第一生命以外の商品を扱っているようですが、保険見直し本舗の数にはかないません。
まとめ
保険見直し本舗は取り扱っている保険会社の数が多く、また店頭相談だけでなく出張にも対応しています。そのため数ある保険ショップのなかでは比較的良いサービスだといえます。
1カ所で生命保険からペット保険まですべて相談できる代理店はとても便利です。そのため信頼できる代理店を見つけられればメリットは大きいです。相談は無料ですので、迷っているくらいならぜひ試してみてください。