生命保険は一般的に「加入したい」と思った人が誰でも入れるわけではありません。
申し込んではみたものの不承認や特定部位不担保となり、やむなく当初のプランを見直した方もいらっしゃるでしょう。
本ページでは「生命保険の審査について」解説していきますね。
※告知書や健康診断書などの扱い方は保険会社によって異なります。加入予定の保険会社に問い合わせるか、保険募集人に確認してください。
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健康状態を何で確認するの?
保険の加入時に保険会社が健康状態を判断する材料として「告知書」と「健康診断書」があります。告知書と健康診断書の取り扱いについて確認しておきましょう。
告知書を使った契約
告知書とは保険会社が用意する問診票のようなものです。飲酒喫煙状況や過去の病歴、通院歴等の質問に回答するものが一般的です。
主に保険料の高くない商品、医療保険やがん保険、学資保険や個人年金保険で使用されています。あらかじめ書かれている質問に答えるだけのもので、保険に加入しやすくなっています。
申し込み時点では、保険会社は告知書の真偽について細かく確認できないでしょう(申し込み時に、告知書の内容によっては保険金が支払われないことがある旨の注意喚起は必ず行うことになっています)。
もちろん告知した内容が基準に満たない場合は健康診断書の提出を求められることがありますが、基本は告知書に漏れがないかどうかを確認します。
ですので、「告知書に多少違ったことを書いても大丈夫では?」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。
告知書の注意点
将来、もし保険金や給付金を申請するときに医師の診断書が必要になります。
そこに記載がある初診日が申込日より前であることが確認されると、告知漏れを指摘される可能性があります。
保険募集人に病状を告げたが告知書に書かない場合も給付されない可能性があります。
告知書に余計な内容を書いてもそれは判断材料になりますので、不利になることがあります。
判断材料はあくまで告知書に記載されている内容です。正確に書かないといざというときに給付されない可能性がありますので、あいまいな回答は避け、できるだけ正確に書くようにしましょう。
健康診断書を使うこともある?
健康診断書は医師による診断書です。病院、クリニック等で健康診断を受けた時に受け取るものです。
健康診断書は詳細に書かれていますので、保険会社としても信頼できる資料となります
健康診断書は保険金額の大きくなる死亡保険などで使用されます。指定の書類に健康診断書の内容を書き写し、健康診断書のコピーを添付するのが一般的です。
健康診断書の注意点
健康診断書にある診断内容に「経過観察」とある場合、特別条件なしで加入できることがあります。
ただ「再検査」の場合で再検査を受けない場合は、再検査をしないと加入できないことが多いです。
「経過観察」と「再検査」の差は、1年以内に検査が必要かどうかになります。
つまり「経過観察」であっても1年以内の場合は「再検査」扱いとなります(逆に1年超の「再検査」は「経過観察」と見なされます)。詳細につきましては各保険会社に問い合わせしてみましょう。
告知書や健康診断書で引っかかるとどうなる?
告知書の場合、あとで健康診断書の提出を求められることがあります。
これは告知書に記入した数値が基準値を少し超えている場合など、もう少し詳細に検討しなければならないからです。
健康診断書の提出を求められたからといって、加入できる可能性が少ないわけではありません。
数値が基準より大幅に悪い場合は健康診断書の提出は求められない(加入できない)でしょうから、加入できる可能性はあります。
健康診断書の場合や告知書で健康診断書の提出を求められた場合、特定部位不担保や割増保険料が適用される場合があります。
特定部位不担保は保険の加入を拒絶するほどまでではないが、特定の病気については給付できないという条件がつきます。
割増保険料はその名の通り、保険料がプラスアルファされます。
いずれにしても期限が設けられることがあり、その期間を過ぎれば通常の契約に戻ります。
告知書や健康診断書以外の健康診断
健康診断を受けていない場合や確認すべき診断内容がある場合、医師の診査を求めれることがあります。
各保険会社は医療機関と事前に提携し、指定医療機関として登録していますので登録機関から選択することになります。
その他の保険の審査
健康面での審査のほかに職業の審査があります。
加入できない職種
- カーレーサーのような危険な職業の場合
保険金額が制限される職種
- タクシー運転手
- 登山家
- プロ野球選手
- 海女さんなど
見た目の審査
また保険の契約時に、保険募集人による見た目の審査も行われています。募集人が契約時に以下のような気づいたこと、気になったことを報告することになっています。
- 挙動不審ではないか
- ろれつが回ってないなど
まとめ
基本的には最新の健康診断書が審査の対象となります。
健康診断書は医師による確かな資料ですが、医師によって数値に対する見解が異なることもあります。
ですので去年の数値が悪くても今年は改善すれば審査に通る可能性が高くなりますし、別の保険会社で審査すれば加入できることもあります。
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