ファイナンシャルプランナー(FP)という言葉は聞いたことがあっても、実際に相談をした経験のある人は少ないのではないでしょうか。
保険のビュッフェは保険加入や見直しの相談について、保険専門のコンサルタントではなくファイナンシャルプランナーに無料で相談できるサービスです。優れたFPに出会えると、単に良い保険に加入できるだけでなくそれ以上のメリットが期待できます。
この記事では「口コミ評判をもとにして保険のビュッフェを検討したいと考えている人を対象に、そのメリット・デメリットなどについて」FP資格者が解説します。
Contents
「生命保険に加入したいけどどれがお得なのかわからない」
「保険料の負担がきついから解約しようか迷っている」
現在日本で加入できる生命保険会社は数十社にのぼり、各社それぞれたくさんのプランを提供しているため、一人で保険選びをするのは非常に難しいです。
保険のビュッフェなどの無料保険相談サービスでは、保険の専門家(ファイナンシャルプランナー)があなたに最適な保険を紹介してくれます。
保険相談は無料で出来ますし、もちろん「お話だけ聞いて加入しない」でもOK!
事前におすすめの保険相談について知っておきましょう。
保険のビュッフェが保険ショップと違うところ
保険のビュッフェは保険の相談にのってくれる人を派遣するサービスですが、派遣されてくる人がファイナンシャルプランナー(FP)である点が最大の特徴です。
ファイナンシャルプランナーに相談する場合は保険だけでなく、生活にまつわるお金のこと全般について総合的な視点から相談にのってもらうことができます。
たとえば保険ショップに行って、
「我が家の収入で住宅ローンはいくらまで組んで大丈夫でしょうか?」
という相談はできませんが、ファイナンシャルプランナーなら保険の相談と合わせてそうした質問もできます。
また保険のビュッフェは基本的に訪問がメインのサービスです。自宅や勤務先、自宅付近のレストランやカフェなどから相談場所を選ぶことができます。
なお相談のイメージがつかみたい人は以下の動画をご覧ください。前半はインタビューですが、後半で少しだけ相談の雰囲気がわかるシーンが出てきます。
ファイナンシャルプランナーとは?
あなたはファイナンシャルプランナーとして有名な人を1人でも挙げることができますか?
ファイナンシャルプランナーという言葉を知っている人は多くても、ファイナンシャルプランナーといえばこの人というほど有名な人がいないというのが現状です。そのため、ファイナンシャルプランナーにどんな相談ができるのかということを知らない人が多いです。
ところで、ファイナンシャルプランナーというのは医師や弁護士のような名称独占資格ではありませんので誰でも名乗ることができます。
しかし、ファイナンシャルプランナーとして活動している人の多くは国家試験であるファイナンシャル・プランニング技能士試験の2級以上に合格しているか、日本ファイナンシャルプランナーズ協会が認定しているAFP(普通資格)かCFP(上級資格)を持っていることがほとんどです。
ファイナンシャルプランナーの試験科目には保険のほかに資産運用や税金、不動産、相続といった個別のテーマに加え、人生全般のお金の流れを管理するために役立つ「ライフプランニング(ファイナンシャル・プランニング)」もあります。
ライフプランニングをするうえでは年金や住宅ローンの話も出てきますので、住宅ローンの計画について相談したり老後のお金のことが心配ならそうした相談も同時に行ったりすることができます。
保険のビュッフェのメリット
ここからは保険のビュッフェで相談をすることのメリットとデメリットについて、以上で解説したこと以外の点について整理します。
まずはメリットから。
- 複数の保険会社の商品を扱っている
- 保険の強引な勧誘を受けにくい
- 相談が無料でできる
- 相談実績が18万件
- 平均経験年数が長い
- ほぼ全国対応
複数の保険会社の商品を扱っている
保険のビュッフェでは2018年7月現在、生命保険会社13社、損害保険会社8社を扱っています。
保険のセールスレディのような1社専属の相談員から加入する場合はその保険会社の商品しか選べませんが、保険のビュッフェで相談すれば多くの保険会社から商品を選んでもらえますので、1社で加入するよりも良い商品に出会うことができます。
保険の相談というと生命保険のことを想定している人が多いでしょうが損害保険会社の取り扱いもありますので、同時に火災保険や自動車保険、自転車向けの保険などについても相談するのがおすすめです。
保険の強引な勧誘を受けにくい
ファイナンシャルプランナーは、保険を「リスク管理」の手段としてとらえています。
保険屋さん(保険を売る人)は保険を売ることが仕事なので、保険でなくても可能なことであってもなるべく保険で解決してもらおうとしますが(たとえば貯蓄型保険での貯蓄をすすめるなど)、ファイナンシャルプランナー(生活に関わるお金全般の専門家)はそうではありません。
また保険屋さんは保険の販売手数料だけで生計を立てていますので、勧誘が強引になる可能性が否めません。
しかし、ファイナンシャルプランナーは他にも収入を得る手段をもっていることが多いので、保険でなくても良いことについては無理に保険をすすめるということはありません。
相談が無料でできる
保険の相談は無料が当たり前といえますが、保険のビュッフェはファイナンシャルプランナーに相談するサービスです。
直接ファイナンシャルプランナーを探して相談する場合は相談料がかかるのが普通ですが、保険のビュッフェを経由して相談する場合は保険以外のことも含めて無料で相談できるという点がメリットです。
相談実績が18万件
保険のビュッフェは2018年7月現在、相談実績が約18万件あります。
新しいサービスだといろいろとトラブルも発生するでしょうが、運営実績があればトラブルにも対応できる体制が整っていることが期待できます。
万が一、派遣されてきたファイナンシャルプランナーが自分に合わないという場合は変えてもらうこともできます。
平均経験年数が長い
保険のビュッフェで相談できるファイナンシャルプランナーのキャリアは平均で9.5年です。
先述したとおりファイナンシャルプランナーと名乗ることは誰でもできるので、類似サービスでは経験の浅い人が派遣されてくる可能性もあります。
しかし保険のビュッフェはキャリアの長いファイナンシャルプランナーが多いので安心です。
ほぼ全国対応
保険のビュッフェは離島その他一部の地域を除きほぼ全国どこでも対応しています。
対応している範囲が広いので、地方都市でもファイナンシャルプランナーを派遣してもらうことが可能です。
保険のビュッフェのデメリット
逆に以下のようなデメリットもあるので事前に考慮しておきましょう。
- 派遣されてくるFPを選べない
- 店舗で相談したい場合は店舗数が少ない
派遣されてくるFPを選べない
2018年7月現在、保険のビュッフェでは事前に派遣されてくるファイナンシャルプランナーを選ぶことができません。
事前にファイナンシャルプランナーのプロフィールを見ることができるとなお良いでしょう。
店舗で相談したい場合は店舗数が少ない
数は少ないですが、保険のビュッフェは店舗も構えています。
自宅に来てもらうことに抵抗があったり近所に良い相談場所がなかったりする場合で店舗での相談を希望する人もいるでしょう。
しかし店舗は限られた場所にしかありませんので、そうした場合は遠くまで足を運ぶことが必要になる可能性があります。
保険証券や相談資料を用意しよう
保険の相談にのってもらうなら、相談前の時点で加入している保険の保険証券を必ず準備してください。保険証券がないと現状分析が十分にできず、あなたにどんな保険をすすめれば良いかがはっきりしないからです。
また、住宅ローンの借り換え相談をしたいなら返済計画表、年金のことを聞きたいなら「ねんきん定期便」など関連する書類を事前に用意することをおすすめします。
無理に加入する必要はない
保険のビュッフェは無料で相談出来るので、
「保険に入らないと申し訳ない」
という気がしてしまいますが、納得がいかなかれば無理に加入する必要はありません。
生命保険は支払う金額がトータルで数百万から場合によっては一千万円以上になってくるため良心の呵責で決めて良いものではありません。
平均10年近くキャリアがある保険のビュッフェのファイナンシャルプランナーはそれを重々承知ですから「今回は見送る」という判断でも問題ありません。
まとめ
日本ではファイナンシャルプランナーに相談することがまだ一般的とはいえませんが、ファイナンシャルプランナーに相談をしたことがないという人は損をしていると言ってもいいくらいです。
保険ショップに行けば保険の相談しかできませんが、保険のビュッフェを利用すれば保険以外のことも含めて無料で相談できます(保険以外の内容が込み入った相談になる場合はこの限りではありません)。
単なる保険相談にとどめず、人生全体のお金のことを相談する体験をこの機会にしてみてはいかがでしょうか。