CMをたくさん流している保険ショップが増えた結果、保険ショップの認知度はかなり高まっています。
しかし、近所に保険ショップがあるかどうかわからないという人もいるのではないでしょうか。そんなときは保険相談ニアエルが便利です。
保険相談ニアエルは保険ショップの紹介サービスで、地域を選択するとその地域にある保険ショップを一覧で表示してくれ、そこから予約ができます。
この記事では「保険相談ニアエルを活用するうえで知っておくべきメリット・デメリットについて、元保険屋」が解説します。
「生命保険に加入したいけどどれがお得なのかわからない」
「保険料の負担がきついから解約しようか迷っている」
現在日本で加入できる生命保険会社は数十社にのぼり、各社それぞれたくさんのプランを提供しているため、一人で保険選びをするのは非常に難しいです。
無料保険相談サービスでは、保険の専門家(ファイナンシャルプランナー)があなたに最適な保険を紹介してくれます。
保険相談は無料で出来ますし、もちろん「お話だけ聞いて加入しない」でもOK!
事前に利用するメリットとデメリットを確認しておきましょう。
Contents
保険相談ニアエルとは
保険相談ニアエルはあくまで保険ショップの紹介サービスにすぎず、実際に相談を行うのは保険見直し本舗やイオン保険サービスなどの登録ブランドです。
2018年7月現在、全部で82種類の保険ショップが登録しており店舗数は合計で1,259店舗あります。
そのため全国どこでも相談できる保険ショップがみつかると言って差し支えないでしょう。
公式の動画が楽しくてわかりやすいです。
※動画は音声が出ます
保険相談ニアエルを利用するメリット
保険相談ニアエルは予備知識がなくても利用できますが、知っておいたほうが良いポイントがいくつかあります。
ここではそのポイントについて解説します。
- 自宅から近い保険ショップを簡単に探せる
- ほとんどのブランドが複数の保険会社の商品を扱っている
- 保険以外の相談ができる代理店もある
- アフターフォローをしてもらえる
- ペット保険を取り扱っている代理店も多い
自宅から近い保険ショップを簡単に探せる
保険ショップという存在は知っていても、自宅の近所にあるかどうかはわかりませんよね。
LIFULLには多くの保険ショップが登録していますので、探せば近くに保険ショップがみつかる可能性が高いです。
ほとんどのブランドが複数の保険会社の商品を扱っている
保険相談ニアエルに登録している保険ショップの大半は「乗合代理店」です。
乗合代理店とは複数の保険会社の商品を扱う代理店のことです。
保険は人生で2番目に高い買い物とも言われますし、いったん加入すると解約したり見直したりするのはしばらく先になります。そのため保険に加入するときは比較して慎重に選ぶべきですが、保険を比較するのは一般の人には難しいです。
でも保険相談サービスを利用すれば相談員が多くの商品を熟知していますので、あなたに一番合った商品を選んでもらうことができます。
保険以外の相談(住宅ローンや資産運用)ができる代理店も多い
保険相談ニアエルは保険ショップを紹介するサービスですが、一見すると保険の相談しかできないように見えて、実は他の相談もできるところが多いです。
たとえば「ブロードマインド東京本社」ではライフプラン設計や資産運用、年金などの相談が可能です。
「ほけん相談バンク相模原店」では住宅ローン相談ができます。
「ほけん選科」のように、相談員の9割がファイナンシャルプランナー資格保有者という代理店もあります。
そのため地域を選んで表示された保険ショップの中から絞るときは、この点にも注意を払ってください。
普通なら相談料がかかるような相談であっても、保険相談のついでなら無料で相談できますのでお得です。
アフターフォローもしてもらえる
保険相談ニアエルを通じて相談した保険ショップなら、契約したあとのフォローもしてもらえます。
住所変更や保険金の請求、保険証券を紛失したときの再発行手続きなどを引き受けてくれますので安心です。
複数の保険に加入していると管理が面倒ですが、乗合代理店で相談するとこのようなメリットがあります。
ペット保険を扱っている代理店も多い
保険相談ニアエルに登録している代理店は、ペット保険の取扱いをしているところが多いです。
ただし代理店の詳細情報にある「取扱商品」のところに、はっきりと「ペット保険」と書かれていないことが多いです。
でも、取扱保険会社のところにペット保険を扱っている保険会社の記載があります。こうしたところであればペット保険の相談もできます。
保険相談ニアエルのデメリット
保険相談ニアエルにはデメリットもあります。デメリットというほどのものでもないのですが、利用するうえで注意しておいてください。
- 乗合代理店でない保険ショップが含まれている
- 取扱保険会社の数が統一されていない
乗合代理店でない保険ショップが含まれている
保険相談ニアエルに登録している保険ショップのうち、アフラックのみの保険ショップが90店舗ほどあります。
保険の相談は基本的に乗合代理店にするべきなので、アフラックと契約したいと決めているのであれば別ですが、そうでないときはなるべく乗合代理店を選ぶようにしましょう。
取扱保険会社の数が統一されていない
LIFULLに登録している保険ショップは、取扱保険会社の数がショップによって異なっています。
たとえば保険見直し本舗では40社以上の商品を扱っていますが、先述したアフラックの代理店はアフラック1社のみです。
また生命保険会社はたくさん扱っていても、損害保険会社は1社のみという代理店もありますので、最低でもそれぞれが5社くらいあるところを選んだほうが良いです。
訪問で相談に乗ってもらいたい場合はファイナンシャルプランナー(FP)派遣サービスを利用しよう
保険相談ニアエルは基本的に保険ショップを紹介するサービスです。
保険ショップは相談員の派遣ができないことが多いですが、保険相談ニアエルでは別途、ファイナンシャルプランナーの派遣サービスも提供していますので訪問相談にも対応できます。
保険ショップで相談に乗ってくれる人がファイナンシャルプランナー資格をもっているとは限りませんが、このサービスを利用する場合はファイナンシャルプランナーが派遣されてきます。
ファイナンシャルプランナーに相談するメリットの1つに、ファイナンシャルプランナーは保険の営業マンではないという点が挙げられます。あくまで保険を人生のリスク管理の手段としてとらえているので無理に保険を押し付けようとはしません。
保険屋さんに資産運用がしたいと相談すれば貯蓄型保険の提案をされるだけですが、ファイナンシャルプランナーなら定期預金や投資信託などの提案もします。
保険の販売手数料以外の収入源もあることが多いので、保険の販売に固執しない可能性が高いです。
保険相談の流れと事前準備
保険の本格的な相談が初めてであれば、相談の前に加入している保険について整理しておいてください。
保険ショップに行く時点で何の保険にも加入していないという人は少ないはずです。他人にすすめられるがまま何となく入った保険や、両親がかけてくれた保険にそのまま加入していたりするのが普通だからです。
保険ショップでの相談は、現時点で加入している保険の見直しから入ります。
そのとき、保険証券がないとどんな保険に入っているかがわかりません。そうするとあなたにどんな保険をすすめたら良いかはっきりしないので、相談に行くまでに必ず保険証券を探しておいてください。
また保険の相談は1回では終わらないことが多いです。特に小さい子どもがいる家庭だと検討すべき保険の種類も増えるのでなおさら時間がかかります。1回の相談で最低1~2時間くらいかかりますので、そのつもりでいてください。
保険相談のイメージがつかみたいなら、登録ブランドの1つであるイオンの保険相談の公式動画が参考になりますのでご覧ください。
<流れと準備物>
- 現時点で加入している保険の見直し
- 保険証券の準備が必要
- 保険の相談は複数回ある
まとめ
保険相談ニアエルで保険ショップを選ぶなら、なるべく保険以外の相談にも乗ってもらえるところがおすすめです。
各店舗の詳細をよく見て、その代理店ではどんな相談に乗ってもらえるか確認しましょう。
また保険屋さんだと保険を押し付けられるのではないかと心配なら、ファイナンシャルプランナー派遣サービスを利用するほうが良いです。
ファイナンシャルプランナーは中立公正な立場で商品の紹介をしないといけないので、セールスが苦手というならこちらを利用することをおすすめします。
生命保険から損害保険までまとめて相談できるのはとても便利なので、この機会に良い保険ショップやファイナンシャルプランナーを見つけてみてください。