生命保険は余計な特約や貯蓄性は不要で、シンプルに掛け捨てのものを選びたいと考える人も多いと思います。
死亡保障のみの掛け捨ての保険は安いものなら月額2,000円程度で加入できるものも多いです。
本ページでは「最もシンプルな掛け捨ての死亡保障のみの保険の相場」を紹介します。
人気の5つの商品を紹介
今回は、web上でシミュレーションできる定期保険のうち、人気の商品5つの相場をご紹介します。
- 30歳男性(保険金額2,000万円)
- 40歳男性(保険金額1,500万円)
- 50歳男性(保険金額1,000万円)
上記で調査をしております。あとでご自身のデータでシミュレーションしたい方は、次のリンクをご利用ください。
同条件であれば保険料に大きな差は出にくい
保険料はどれくらいになるかを上記5社のシュミレーターを使って算出しました。
<30歳男性 保険金額2,000万円の場合の保険料>
年数 | ライフネット | オリックス | アクサ | 楽天 | SBI |
---|---|---|---|---|---|
10年 | 2,210 | 2,393 | 2,230 | 2,340 | 2,180 |
20年 | 3,072 | 3,149 | – | – | – |
30年 | 4,566 | 4,179 | 4,540 | – | |
65歳 | 5,522 | 4,717 | 5,420 | 5,660 | – |
80歳 | 10,036 | 6,701 | – | – | – |
※単位は円、「-」はweb上でのシミュレーションができないものです。
表の見方ですが、10年、20年、30年は保障期間で、30歳からそれぞれ定められた期間で契約する場合を表しています。
65歳、80歳はそれぞれ30歳から65歳まで、80歳までの保障を得る場合の保険料を表しています。
このように、定期保険は期間(年)と年齢の2種類から設定することができます。
まず保障期間10年をご覧ください。SBIの2,180円からオリックスの2,393円までその差額は200円ほどです。
10年間で200円ですので、200円×10年×12ヵ月=24,000円の差となります。
10年と長い期間ですが、24,000円の差は意外と大きいと感じるかもしれません。
少し話はそれますが、販売者側は金額を少なく見せるために、「月々◯◯円」「1日◯◯円」と最小単位で示します。これに対して、皆さんは合計額を算出してみてください。商品に対する印象は変わると思います。
話を戻しますと、例えばライフネット生命の場合10年が2,210円、20年が3,072円ですので、1年保障期間が延びると平均86.2円保険料が上がる計算です。
次に30年が4,566円なので20年から30年は、平均149.4円上がっています。
これに対しオリックス生命は最初の10年が75.6円、次の10年が103円上がっています。
オリックス生命は上昇率が低いのがわかります。ライフネット生命は10年や20年の保障期間は保険料を安く設定し、オリック生命は30年の保険料を安く設定しており、商品性の違いが見えてきます。
web上のシミュレーションで正確に比較できるのは、保障期間が10年だけです。決して、すべての期間でも同等の保険料が適用されるとは限りませんのでご注意ください。
高齢になれば保険料は上がる
次に40歳、50歳のシミュレーションを見てみます。
年齢を重ねるほど必要保障額は減少しますので、保険金額はそれぞれ1,500万円、1,000万円としています。
しかし高齢になればなるほど死亡する確率が上がるため、死亡保険は高齢になればなるほど保険料は上がります。
<40歳男性 保険金額1,500万円の場合の保険料>
年数 | ライフネット | オリックス | アクサ | 楽天 | SBI |
---|---|---|---|---|---|
10年 | 3,436 | 3,508 | 3,445 | 3,495 | 3,435 |
20年 | 5,174 | 4,937 | 5,160 | – | – |
30年 | 7,724 | 6,575 | – | – | – |
65歳 | 6,272 | 5,684 | 6,195 | 6,195 | – |
80歳 | 11,593 | 8,558 | – | – | – |
<50歳男性 保険金額1,000万円の場合の保険料>
年数 | ライフネット | オリックス | アクサ | 楽天 | SBI |
---|---|---|---|---|---|
10年 | 5,393 | 5,297 | 5,290 | 5,290 | 5,270 |
20年 | 8,021 | 7,294 | – | – | – |
30年 | 1,2192 | 9,886 | – | – | – |
65歳 | 6,489 | 6,177 | 6,450 | 6,260 | – |
80歳 | 12,192 | 9,886 | – | – | – |
こちらも同じく保障期間が10年の場合、SBIが最安値だとわかります。しかし30歳と同様に上昇率はわかりません。
20年や30年の保障を希望している場合は、資料請求をしてみるしかありません。
まとめ
上記で解説したように掛け捨ての死亡保障のみの保険、定期保険だけを純粋に比較すると保険料は保険会社によってそれほど大きな差が出てくるわけではありません。
シュミレーション結果から保障期間10年ならば、以下のような範囲で各社収まっています。
- 30歳2000万円で2,200円~2,500円程度
- 40歳1500万円で3,400円~3,500円程度
- 50歳1000万円で5,200円円~5,400円程度
しかしそれでも若干保険料に違いが出てきますし、また加入条件や保険金の支払い条件等も微妙に変わってくることもあります。
また、上記シュミレーションで算出した保険料は最も安い条件での数値となります。
加入者に過去に病歴があったり、飲酒や喫煙の有無等でも保険料は変わってきます。
webでシミュレーションできるのはごく一部です。シミュレーションは参考程度にし、必要保障額と保障期間を決めて複数社に見積請求や相談等をしてみましょう。
「生命保険に加入したいけどどれがお得なのかわからない」
「保険料の負担がきついから解約しようか迷っている」
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現在日本で加入できる生命保険会社は数十社にのぼり、各社それぞれたくさんのプランを提供しているため、一人で保険選びをするのは非常に難しいです。
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