がん保険

2018年版 がん保険人気ランキング!正しくランキングを利用する方法も解説

「人気保険ランキング」と銘打ったムック本が、3社から半年に1度のペースで発売されていることをご存知ですか?

保険に限らず、何かを買うときはランキングを参考にする人が多いです。半年に1度のペースでランキング本が3社から発売されているということは、それだけニーズがあるということなのでしょう。

ただし人気ランキングを盲信すると危険です。そこで、この記事では人気ランキング上位のがん保険を紹介したうえで、ランキングだけに頼らない正しいがん保険の選び方を合わせて解説します。

人気ランキング上位の商品とその特徴

人気ランキングで上位に来る商品はだいたい決まっています。

順位についてはそれほど気にする必要はありません。なぜなら順位は加入する人がどんな保障を求めるかによって変わるからです。そのため、ここでも順位はつけずに列挙しています。

以下ではがん保険の人気ランキング上位の商品の特徴を簡単に解説します。

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトのがん終身」

診断給付金と入院給付金が基本保障となっているオーソドックスながん保険です。

特約で手術特約や抗がん剤治療特約、無事故給付金特約(3年ごとに5万円または10万円を受け取れるもの)などを付加できます。

セカンドオピニオンを無料でとることができたり、医師や看護師に無料でいつでも健康相談ができるというサービスもついています。

公式サイト:アクサダイレクトのがん終身|アクサダイレクト生命

ライフネット生命「がん保険 ダブルエール」

ダブルエールは保障を手厚く設計できるのが特徴です。

「がん収入サポート給付金特約」を付加すれば、がんと診断された翌年から生存していれば1年ごとに最大5回まで「がん収入サポート給付金」(診断一時金の50%)を受け取ることができます。がんにかかって労働能力が低下し、収入が減少することにも備えられます。

逆に、シンプルな保障で良いという人は診断一時金だけで加入することもできます。ただしこの場合、先進医療特約を付加できない点に注意が必要です。詳しくは以下の記事で書きましたのでご覧ください。

関連記事:ライフネット生命のがん保険「ダブルエール」レビュー

公式サイト:がん保険 ダブルエール|ライフネット生命

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」

プレミアムDXは、自由診療も保障の対象となっている点が最大の特約です。保障金額は通算で2000万円までです。

保障の内容が他社商品と少し違い、放射線治療や抗がん剤・ホルモン療法の保障が基本(主契約)で、入院給付金や通院給付金が特約という扱いになっています。

主契約の給付金が「基準給付月額」(10万円~30万円で設定)とされるのも特徴的で、自由診療の給付金もこれに基づいて決まる点に注意してください。

公式サイト:終身ガン治療保険プレミアムDX|チューリッヒ生命

オリックス生命「がん保険Believe」

Believeは非常にオーソドックスな保障内容の商品です。初めてがんと診断確定されると一時金が受け取れる診断一時金のほか、入院給付金、通院給付金、先進医療給付金などの保障があります。

1点だけ気をつける必要があるのが「がん治療給付金」です。初回診断一時金と同様にまとまったお金を受け取れる保障ですが、入院しないと受け取れません。

がんは通院のみで治療することもよくあるので、あらかじめ知っておきましょう。

公式サイト:がん保険Believe|オリックス生命

SBI損害保険「SBI損保のがん保険(自由診療タイプ)」

チューリッヒ生命のプレミアムDXと同様、自由診療も補償の対象とする商品です。

また、入院したら1日1万円というような定額の保障ではなく、実際にかかった治療費を補償する点にも特徴があります。

補償金額は最大で1000万円ですが、5年ごとに復活します。また、5年ごとに契約更新があるので保険料が上がります。終身で加入することを検討する場合は、生涯で支払う保険料の総額を計算しましょう。

公式サイト: SBI損保のがん保険(自由診療タイプ)|SBI損害保険

FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」

「新がんベスト・ゴールドα」は診断給付金のみで加入できるのが最大の特徴です。

特約も充実しており、入院給付金特約や通院給付金特約はありませんが一般的ながん保険と同じような設計にすることも可能です。

ランキング上位の常連で、実際にプロの間でも評判の良い商品です。診断給付金は再発にも対応しているので使い勝手が良いです。詳しくは以下の記事で書きましたのでご覧ください。

関連記事:FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」が支持される理由・メリットは?

公式サイト:新がんベスト・ゴールドα|FWD富士生命

アフラック生命「生きるためのがん保険Days1」

「生きるためのがん保険Days1」もオーソドックスな商品の典型例です。

診断給付金、手術給付金、通院給付金が主契約で、特約も充実しているのでさまざまな設計が可能です。

女性を意識した特約として「女性がん特約」「外見ケア特約」がありますが、必要性が高いとは言えないので興味がある場合は十分に検討しましょう。詳しくは以下の記事で書きましたのでご覧ください。

関連記事:アフラック「生きるためのがん保険(Days1/寄りそうDays)」のメリット・デメリット

公式サイト:生きるためのがん保険Days1|アフラック生命

人気ランキングを参考にしすぎてはいけない理由

がん保険を選ぶときに人気ランキングを参考にするなとは言いません。ある程度は参考になるので、目安として利用する分には問題ありません。

しかし「なぜこの商品が上位に入らないのか」「なぜこの商品が上位なのか」と疑問に感じることが多いです。

そこで、以下では人気ランキングを参考にしすぎてはいけない理由を3点挙げてみます。

  • 共済が入っていない
  • 必要な保障を考えることなく加入してしまう
  • 特定の商品名を出すと相談員が他の商品をすすめにくくなる

共済が入っていない

共済にもがんの保障はあります。保険会社の商品ほど保障が充実していないのでランキング上位に入らないことは納得できますが、そもそも考慮の対象外になっているように見えます。

1つで良いのでランキングのどこかに入っていると、ランキングそのものの信憑性が増すのではないかと考えられます。

必要な保障を考えることなく加入してしまう

人気ランキング上位の商品を見て、たとえば「○○生命の××というがん保険がいい」という印象をもったとしましょう。

このような場合、その保険にある保障から選んで加入してしまうはずです。そうすると、他の商品にもっと魅力的な保障があってもそれを知る機会を失ってしまうわけです。

たとえばがん保険の場合は自由診療を保障してくれる商品がいくつかありますが、人気ランキング上位の商品が自由診療を保障していない商品だと、そうした保障もあるということを知らずに契約してしまうことになりかねません。

がん保険は各社が工夫を凝らして商品開発をしています。そのためまず、どんな種類の商品があるのかという全体像を把握してから決めるのが良いです。

特定の商品名を出すと相談員が他の商品をすすめにくくなる

保険ショップなどの乗合代理店(複数の保険会社の商品を扱う代理店)に行けば、最大で40社程度の商品を扱っています。

せっかくこれだけ選択肢があっても、お客であるあなたが「がん保険は○○生命の商品がいいと聞いたのですけど」という話を最初から出すと、その商品を基本として話を進めざるを得なくなります。

代理店は契約をしてもらえないと売上が立ちません。代理店と言えども客商売ですからお客であるあなたの機嫌を損ねてまで「いえ、その商品はダメです」とは言わないはずです。

商売人の経験がないとこうした心理は理解できないかもしれませんが、お客の言葉は重いということを知っておくべきです。

どの商品が良いかというのは必要とする保障から考えるべき

がん保険の保障は、主に以下の3つのパターンから選ぶのが一般的です。

一時金で備えるか、それとも細かく治療内容ごとに保障を得て備えるかという点をまず考え、そのうえで自由診療を対象とするかどうか決めてください。

治療の種類ごとに保障がほしいと考えるなら

診断一時金、入院の保障、通院の保障を基本とし、さらに抗がん剤治療、放射線治療、ホルモン療法の保障など治療の種類ごとに保障を得られる商品があります。

これが最も一般的なパターンなので、たいていのがん保険ならある程度自由に組み立てが可能です。

入院の保障、通院の保障、ホルモン療法の保障など1つ1つを独立した保険と考えて、必要かどうか判断してください。

診断一時金のみで良いと考えるなら

診断一時金のみで加入できる保険会社は意外と多くありません。以上で紹介した商品ならライフネット生命のダブルエールかFWD富士生命の新がんベスト・ゴールドαのいずれかとなります。

自由診療も保障してほしいと考えるなら

自由診療も保障の対象としたいのであれば、チューリッヒ生命の「プレミアムDX」や「SBI損保のがん保険」など自由診療を保障する商品を選ぶ必要があります。

自由診療全般が対象となっている商品は少ないので選択肢は限られます。

このように、まずどんな保障が必要か考えてから商品を選ぶとランキングに流されない商品選びをすることができます。

まとめ

ランキングを参考にして商品選びをすることが悪いとは言いません。

しかし必要な保障を決めてから商品を選ぶと、結果としてランキング上位に来ない商品を選ぶこともよくあります。

ランキングは商業的な意図で操作されていることも多いので、上位に来ている商品はその理由をよく読み、納得できる理由が書かれていない場合は考慮に入れないほうが良いでしょう。

この記事で紹介してきた商品以外にもがん保険はたくさんあります。1人で情報収集して検討するくらいなら、乗合代理店でピックアップしてもらったほうが速くて確実です。良いがん保険を選びたいならできるだけプロに相談しましょう。

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