生命保険

生命保険の就業不能保険の保険料や保障内容を比較し、解説します

「就業不能保険」は各社が取り扱っていて、保険会社ごとに保険料も保障内容も様々です。

働けなくなった時に備える保険で、比較的最近増え始めているものなので興味があるけれど度の保険会社のものにするべきなのか迷っている方も多いでしょう。

また、そもそも就業不能保険は必要なのか、具体的にはどんな保障内容なのかをチェックしておきたいと考えている方も多いと思います。

そこで今回は就業不能保険の保険料と、保障内容について比較していきます。

就業不能保険を検討している方は参考にしてみてください。

就業不能保険の保険料と保障内容の比較

就業不能保険の各保険会社の種類や保険料

大手保険会社が取り扱う、人気の就業不能保険一覧は以下の通りです。

  • 主な各保険会社の就業不能保険の保険料一覧(人気順)

※30歳男性の場合

  保険名 保険料 保険期間 備考
アフラック 給与サポート保険 3,310円 満60歳~65歳
ライフネット生命 就業不能保険
働く人の保険②
2,300円 満70歳
ソニー生命 家族収入保険 4,720円
(優良体・非喫煙者割引特則付加なしに場合)
満60歳・65歳 収入保障保険
日本生命 生活費 4,200円(4,485円) 満60歳・65歳
住友生命 未来デザイン1UP 14,446円 満60歳・65歳
明治安田生命 ベストスタイル 6,982円~17,235円
(場合や付加した特約などによります)
契約時の年齢から10年

保障される金額によって保険料も異なりますが、最も安いのはライフネット生命。

一番人気があるのは価格も手ごろで保障内容も十分だと評価されているアフラックの給与サポート保険です。

各保険会社の就業不能保険のを保障内容を比較

保険を選ぶときには価格も重要ですが、何よりも注目しておきたいのは保障内容です。

基本的には各社「働けなくなった場合の給与保障」などを中心とした保障内容になっています。

どのような場合に保障されるのか、各社で違いがあるので、就業不能保険の補償内容について詳しく解説・比較していきます。

アフラック「給与サポート保険」

入院中の収入保障はもちろん、在宅医療の場合でも保障してもらえるという点が特徴。

もし比較的すぐに回復した場合であっても、60日間就労困難状態が継続した場合なら、最初の6回分は給付金を受け取れるようになっているので安心。

そのほかにも専用のカウンセリングサービスが活用できたりとサービスが充実しています。

保障額は短期と長期で2種類の補償額を選ぶことができるので、自分に合った保障額を細かく設定することが可能です。

ライフネット生命「働く人への保険2」

入院している状態や在宅療養が必要な「就業不能状態」になったときに一定額の給付金が支払われます。

就業不能状態になってから給付金を受け取るまでの期間を60日と180日から自分で選んで設定することができます。

受け取り方も満額受け取る「標準タイプ」と一定期間は半額を受け取り、就業不能状態が長く続いた場合は満額を受け取る「ハーフタイプ」というものから選べます。

給付金の受け取り方法を細かく設定できる点と保険料の安さが特徴です。

ソニー生命「家族収入保険」

この保険は病気になったときや働けなくなった時ではなく「死亡した時・高度障害状態になったとき」に毎月給付金が支払われる保険。

主な収入を担っている人の万一の場合に備える保険となっています。

保障期間が25年と長いのが特徴で、災害死亡給付・障害・がん・リビング・ニーズ・保険料払い込み免除などいくつもの特約を付加することができます。

ただし無配当で解約返戻金がないので解約時には、なにも戻ってきません。

また、「年金」として遺族が受け取る形になるので「相続」という扱いになり、金額によっては税金が高くなってしまう可能性もあります。

日本生命「生活費」

病気やケガだけではなく精神・神経疾患であっても保障してもらえるなど、保障適応となる範囲が広くなっています。
(※精神疾患の場合は在宅医療は認められず入院の場合のみ保障可能)

ただしその分保険料は少し高めになっています。

メンタルの病気にも備えておきたい、という方には適した保険です。

住友生命「未来デザイン 1UP」

CMでもおなじみの保険。保障内容は他社と比較しても文句のつけようがないほど充実したものになっています。

ただしその分保険料は高めに設定されています。

「定期付き終身保険」という種類の保険なのですが、この種類の保険は「料金が高いのに掛け捨てでもったいない」と言われており、あまり評判が良くありません。

ですが保障内容が非常に充実しているので「掛け捨て」であることに納得して加入するのなら問題はないでしょう。

また非常に充実した内容の特約もたくさん付加できるのですが、あれもこれもとつけていくと保険料が高くなってしまうので要注意

明治安田生命 ベストスタイル

就業不能保険だけではなく、医療や介護などいろいろな特約を組み合わせて作る保険で「アカウント保険」と呼ばれる保険の1種です。

就業不能状態には「給与・家計サポート特約」や「生活サポート定期保険特約」などの特約を付加して備えます。

必要な保障だけを組み合わせることができ、加入後も変化に応じて保障内容を変更することができます。

就業不能保険に入る前に気をつけたいこと

就業不能保険は働けなくなって収入が得られなくなってしまった場合に備える保険ですが、「本当に自分には就業不能保険が必要なのか?」ということを改めて確認しておきましょう。

例えば一定額以上の貯蓄があり、働けなくなった場合でもある程度の期間であれば困ることがないというのなら就業不能保険の必要性は小さくなります。

また、サラリーマンの場合は傷病手当金などが受け取れる分、病気などで働けなくなっても公的機関からの保障が期待できます。

一方自営業の場合は働けなくなっても公的機関からの保障はありません。そのため自分で就業不能保険に加入するなどして備えておく必要性が高いと言えます。

  • 働けなくなった場合に備えて貯蓄をしているかどうか
  • 収入がなくなっても生活していけるだけの余裕があるかどうか
  • 働けなくなった時に公的保証があるかどうか

上記の点を考えて自分には就業不能保険が必要かどうか考えてみましょう。

所得補償保険と収入保障保険違いについて

就業不能保険には以下2種類があります。

  • 「所得補償保険」
  • 「収入保障保険」

「所得補償保険」は受取人が自分です。働けなくなって収入が得られなくなった場合の生活費に備える保険と覚えておくといいでしょう。

「収入保障保険」は受取人が家族。自分に万が一のことがあって収入が得られなくなった場合、家族のために備えておく保険です。

就業不能保険に保険料控除がある?

就業不能保険は「生命保険料控除」の「介護医療保険料」の控除の対象となります。

確定申告や年末調整の際に送られてくる「保険料控除証明書」を添付して必要事項を記載すれば控除が受けられるので節税につながります。

どの病気やケガにも対応してくれるの?

就業不能保険は病気やけがに備える保険ですが、どんな病気でもいい、というわけではありません。

各社基準が異なっていて、給付金支払いの対象にならないケースもあります。

例えば精神疾患が支払い対象となっていない場合は、うつ病などと診断されて働けなくなっても給付金を受け取ることができません。

また、精神疾患の場合は通常の病気よりも受け取れる給付金が少なくなってしまうというケースもあります。

精神疾患にも備えておきたい場合は、対象範囲が広い保険に加入するといいでしょう。

今回ご紹介している保険の中では日本生命の「生活費」が精神疾患での就業不能状態にも対応しています。

まとめ

医療保険で病気やけがの際の治療費に備えていたとしても、収入がなくなると生活費に困ってしまいます。

十分な備えがない・公的保障では不十分だという場合は就業不能保険を活用することをお勧めします。

就業不能保険は今回ご紹介したように保険会社によって補償内容も金額も異なります。

特約なども様々なものがあり、どれを選べばいいのかわからないと感じる方も多いでしょう。

自分の働き方や共働きかどうか、家族構成などによって備えなければならない適切な保障金額も異なります。

より自分に合っていて無駄のない保障を受けるためには、ライフプランナーなどの専門家に相談して決めることをオススメします。

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