低価格の保険料で人気のソニー生命の「米ドル建て終身保険」をご存知ですか?
この保険は保険料が円ではなく、ドルで運用される保険です。
電話などのセールスでオススメされてどんな保険なのか疑問を持った方もいると思います。
実際にソニー生命では新規契約者の3人に1人がドル建ての保険を選んでいるという調査結果が出ています。
今回は「この米ドル建て終身保険について、補償内容やメリットどんな方にオススメの保険なのか」を詳しく解説していきます。
Contents
ソニーの「米ドル建て終身保険」とは?
通常国内補生命保険会社が取り扱う終身保険の多くは円で運用されています。
一方この「米ドル建て終身保険」はドルで運用される保険です。
保障内容や特徴について詳しく解説していきます。
死亡保障が一生涯持てるのと、自分の将来にも備えられる
この保険では死亡保障が一生涯ついています。
他社のドル建て保険では死亡保障がついているのは保険料の払い込み期間のみとなっているケースもあり、一生涯の死亡保障がついているというのは魅力的なポイントとなります。
払込が終わったら解約して解約返戻金を受け取ることが可能ですし、年金として少しずつ保険金を受け取ることも可能なので老後の資金の備えにもなります。
死亡時と自分の老後に備えることができるので、万が一のための備えと老後の資金形成の両方に備えることができる保険商品となっています。
保険金・解約返戻金など日本円か、米ドルで選べる
ドルで運用されますが、受け取る場合は日本円にするか米ドルで受け取るかどうかを決めることができます。
<ソニー生命の「米ドル建て終身保険」は2つから選べる>
- 日本円
- 米ドル
最初から追加料金が不要な「円換算支払い特約」というものがついていて、円またはドルから受け取る保険金・解約返戻金の種類を選べます。
ドルで資金を保有しておきたい場合はそのままドルで受け取り、すぐに使用したい、円で持っておいた方が便利だと考えるなら円で受け取ることができます。
その時の自分のライフスタイルや保険金の使い道によって受け取る通貨を変えられるので、より自分に合った方法で資産を残すことが可能です。
あなたのニーズに合わせた特約が選べる
この保険には以下のような特約を付けて運用することが可能です。
- リビング・ニーズ特約
- ナーシング・ニーズ特約
- 5年ごと利差配当付年金支払い特約
例えば5年ごと利差配当付年金支払い特約を使うと、保険料を年金として受け取ることが可能になります。
老後は少しずつお金を受け取りたいと考えている人は活用してみるといいでしょう。
告知書のみで医師の診査は不要(保険金額による)
保険金額によりますが、告知書のみでもOKで、医師の診断などがなくても契約することができます。
面倒な診断が不要になるので契約の際にもスムーズに手続きができます。
「米ドル建て終身保険」のメリットとは?
上記で紹介した特徴などを踏まえて、米ドル建て終身保険に対するメリットなどをご紹介していきます。
- 為替手数料が他社よりも安い
- 月々の保険料の払込が少額から契約可能
- 為替動向を見ながら全納や解約ができる
- 保険料控除が一般保険料控除に該当する
為替手数料が他社よりも安い
保険金の受け取りや、年金としてお金を受け取る場合は「為替手数料」というものがかかります。
この手数料は保険会社ごとに異なりますが、ソニー生命は他社よりも為替手数料が安いというメリットがあります。
手数料にあまりお金をかけたくない、という方には大きなメリットになります。
月々の保険料の払込が少額から契約可能
月々約30ドル(3000円から)の契約が可能です。
小額から始めてみたいと考えている方には最適。
ドル建て保険には興味があるが、高額の保険料を支払いたくはない…という方にもオススメできます。
為替動向を見ながら前納や解約ができる
ドル建て保険を円で受け取る場合は、為替レートによって得をするか損をするかが変わってきます。
例えば100ドルを受け取る場合、その時の為替レートが1ドル100円なら10,000円、1ドル110円なら11,000円を受け取ることになります。
受け取る場合はもちろん、支払う際もドルの価値に基づいて金額が異なるので払込保険料が変わってきます。
この保険では「為替動向」をチェックしながら、前納したり解約をすることが可能。
ドルの価値の変動を見つつ、より自分に有利な条件で保険料の支払いや受け取りを行うことが可能です。
保険料控除が一般保険料控除に該当する
この保険の保険料として払い込んだ分の金額は、「一般保険料控除」に該当するので確定申告や年末調節の際に記載すれば節税ができます。
「米ドル建て終身保険」のデメリットとは?
気を付けておきたい、デメリットについても詳しく解説していきます。
- 為替リスクがある
- 保険料や受け取る保険金額が為替レートによって変わる
為替リスクがある
外資建ての保険には、レートの変動によって保険料・保険金、解約返戻金などの金額が変動する可能性があります。
これを「為替リスク」といいます。
円で換算して払い込む場合は保険料に毎回変動がありますし、受け取る保険金も円で受け取る場合はその時の相場によって金額が変わります。
金利が高いので受け取る際には支払総額よりも高い金額の保険金を受け取れる可能性もあるのですが、場合によっては支払った額以下の金額しか受け取れずに損をしてしまう可能性もあります。
為替リスクによって損をすることも考えられるので注意しておきましょう。
保険料や受け取る保険金額が為替レートによって変わる
上記で説明したようにドルで運用される保険なので、為替レートによって支払う金額や受け取る金額は異なります。
例えば毎月の保険料も円で払い込む場合は以下のように変動します。
- 1ドル90円の場合…9,000円
- 1ドル100円の場合…10,000円
- 1ドル110円の場合…11,000円
受け取る保険金額も同様で、例えば10万ドルを受け取る設定にしていた場合は1ドル90円なら900万円、1ドル100円なら1000万円…といったように変動します。
円建ての保険のように毎月決まった金額というわけにはいきませんし、損失が出る可能性もあります。
このリスクをちゃんと把握したうえで契約をすることが必要になります。
「米ドル建て終身保険」はこんな人にオススメ!
米ドル建て終身保険におすすめの人をまとめたので、参考にしてみてくださいね。
- 医療保険と資産形成のための死亡保障を分散して持ちたい人
- 自分の将来において資産を備えておきたい人
- ドルは最も安定した通貨なので資産をドルでも持っておきたい人
- 円は低金利なので運用する価値があまりないと感じている人
- 複数の通貨で資産を持ってリスク分散をさせたいと考えている人
まとめ
「ドル建て終身保険」といっても基本は普通の終身保険と同じ仕組みです。
違うのはドルで運用されるため保険料や返戻金などがドルの価値によって変動し、為替リスクがあるという点。
リスクがある一方で低金利の日本円の終身保険とは異なり、運用する際の利益は大きくなる可能性も十分にあります。
2018年1月時点での金利を比較すると以下のようになります。
- 円…0.084%
- ドル…2.712%
これを見てもわかるように、日本は非常に低金利で保険をかけてもほとんど利益が出ないと言われています。
より効率よく資産を運用したいと考えている方に選ばれているドル建て保険。
リスクがあるので安易に契約するのはあまりオススメできません。
契約するなら、ライフプランナーなどの専門家に相談して保障内容をチェックし、納得出来る内容だと把握してからにすることをオススメします。
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