がん保険

ライフネット生命のがん保険「ダブルエール」レビュー

ライフネット生命で販売している「ダブルエール」がんの治療費を保障してくれるだけでなく、がんにかかったことで生じる可能性のある収入減もサポートしてくれるのが特徴です。

この記事では「ライフネット生命のダブルエールを検討している人に向け、他社商品と比較するうえでのポイントや加入するときの注意点」を解説します。

ダブルエールの商品について

まずダブルエールについて、ホームページやパンフレットとは違う視点から解説します。

ダブルエールの商品構成

ライフネット生命のがん保険「ダブルエール」は以下の保障で構成されています。

公式サイト:がん保険ダブルエール|ライフネット生命

  • がん診断一時金
  • 上皮内新生物一時金
  • 治療サポート給付金
  • がん収入サポート給付金
  • がん先進医療給付金

がん診断一時金や上皮内新生物一時金は、がんまたは上皮内新生物と診断・確定された時点でまとまったお金がもらえる保障です。

治療サポート給付金治療を受けた月ごとに決まった金額(月額10万円)を受け取れる保障で、収入サポート給付金はがんと診断されてから生存している場合、1年に1度(最大5回)給付金を受け取れる保障です。

先進医療給付金一般的な医療保険やがん保険の先進医療特約と同じものです。

ダブルエールはこれらの保障を組み合わせて加入することができます。

「がん」という言葉の定義を正しく知っておこう

がん保険について検討するときは「がん」と「上皮内新生物」という言葉の意味を理解しておいてください。

簡単に言うと、広い意味での「がん」は「悪性新生物」と「上皮内新生物」で構成されます。
狭い意味での「がん」は「悪性新生物」のみを指しています。厳密には違いますが、「がん」=新生物と考えておいてください。

がんには進行度(ステージ)があり、ステージ0~ステージ4で表現されます(数字の大きいほうが進行しています)。上皮内新生物はステージ0で適切な治療を施せば治るので、一般的に高額な治療費はかからないと考えてください。

がんや上皮内新生物の定義については「約款」(保険商品の契約書)に掲載されています。ダブルエールの定義も一般的ながん保険とこの点では変わりません。

関連記事:ダブルエール ご契約のしおり・約款|ライフネット生命

ダブルエールの特徴・メリット

ダブルエールには以下のような特徴があります。

<特徴・メリット>

  • 一時金が充実している
  • 上皮内新生物も保障される
  • 収入減少に備えられる
  • 先進医療給付金がある

一時金が充実している

ダブルエールの一時金は以下の5種類から選ぶことができます。

  • 100万円
  • 150万円
  • 200万円
  • 250万円
  • 300万円

一時金は診断確定された時点で受け取れるので、入院または通院1日ごとに給付金を支払うタイプや治療の種類ごとに給付金を支払うタイプよりもお金を早く受け取ることができ、治療の選択肢を広げることができます。

上皮内新生物も保障される

先述したとおり上皮内新生物の治療に高額な費用がかかることは少ないので、上皮内新生物で一時金が必要とは言えません。

しかし上皮内新生物についても給付金を支払うがん保険が多いところをみると、希望する人が多いのではないかと考えられます。ダブルエールでも悪性新生物のときの半額ですが、一時金が支払われます。

収入減少に備えられる

がんにかかったことで働くことに制約が生じ、収入が減少するケースがあります。

ダブルエールでは収入減にも備えることができます。実際に収入が減少していることは条件ではなく、生存しているだけで最大5回、がん収入サポート給付金を受取ることができます。

先進医療給付金がある

ダブルエールにも一般のがん保険と同様に先進医療給付金があります。そのためこの特則をつけておけば、治療において先進医療を受けたときはそのうち「技術料」と呼ばれる金額が支払われます。

先進医療のうち、高額な費用のかかる一例として「重粒子線治療」(放射線治療の一種)があります。群馬大学の重粒子線治療医学研究センターでは300万円以上の費用がかかりますが、そのうち技術料は先進医療給付金として受け取ることができます。

参考までに以下の記事をご覧ください。

関連記事:治療費について|群馬大学 重粒子線医学研究センター(技術料は「先進医療部分」として説明されています)。

先進医療はがんの治療に使うものが多いので、がん保険に加入するなら先進医療の保障はあったほうが良いです。

ダブルエールを契約するうえでの注意点

ダブルエールに加入する場合は以下の点に注意してください。

  • 先進医療給付金はシンプルオースだとつけられない
  • がん診断一時金・上皮内新生物一時金は1回限り
  • 上皮内新生物のときは診断一時金が半額になる
  • 治療サポート給付金やがん収入サポート給付金は、上皮内新生物のときはもらえない
  • 治療サポート給付金の「治療」は健康保険が使える治療のみが該当

先進医療給付金はシンプルコースだとつけられない

ダブルエールは保障の組み合わせで以下の3つのコースがあります。

  • シンプル
  • ベーシック
  • プレミアム
シンプル ベーシック プレミアム
がん診断一時金
上皮内新生物一時金
治療サポート給付金
がん収入サポート給付金
先進医療給付金 選択可 選択可

コースを選ぶときのポイントとして指摘しておきたいのは以下の2点です。

  • 「上皮内新生物一時金は外せない」
  • 「治療サポート給付金をつけないと先進医療給付金もつけられない」

上皮内新生物なら高額な治療費はかからないから一時金はいらないと考えても外せません。また、治療サポート給付金はいらないけど先進医療給付金はほしいという選択もできません。

がん診断一時金・上皮内新生物一時金は1回限り

がんは再発する可能性が高い病気なので、再発したときも初回と同じような給付金を支払うがん保険も多いですが、ダブルエールではがん診断一時金や上皮内新生物一時金は1回のみです。

ただし、治療サポート給付金については治療を受けるということが要件なので、初回か再発かという区別はありません。

また、収入サポート給付金をつけていればそれで十分という考え方もありますので、必ずしもデメリットというわけではありません。

上皮内新生物のときは診断一時金が半額になる

上皮内新生物一時金はがん診断一時金の半額です。

悪性新生物のときと上皮内新生物のときで金額をわけているがん保険は多いですし半額だから問題があるわけではありませんが、診断によって金額が異なる点には注意してください

治療サポート給付金やがん収入サポート給付金は、上皮内新生物のときはもらえない

治療サポート給付金やがん収入サポート給付金は上皮内新生物のときはもらえません。あくまで「がん(悪性新生物)」のときのみです。

これも初期のがんである上皮内新生物では必要性が薄いので支払われなくても問題はありませんが、代理店を介さずネットから契約するなら勘違いしないように気をつけてください。

治療サポート給付金の「治療」は健康保険が使える治療のみが該当

治療サポート給付金を受け取るときの「治療」は、健康保険が使える治療のみである点に注意してください。

がんの治療方針を医師が押し付ける時代は終わっています。今は治療方針を選ぶのは患者です。そのため抗がん剤の副作用を嫌って食事療法その他の民間療法には知る人も意外と多いです。こうしたものは「治療」には該当しませんので、給付金を受け取ることはできません。

約款の第10条2項を見ると「公的医療保険制度における医科診療報酬点数表に手術料の算定対象として列挙されている診療行為」という文言があります。そのため、健康保険が使える治療のみが対象です。

国外で治療を受けたときも対象外になりますので注意してください。

ダブルエールの保険料

ダブルエールの2018年8月8日現在における保険料の試算結果は以下のとおりです(単位:円)。

(男性)

保障内容 25歳 30歳 35歳 40歳
シンプル 2,064 2,418 2,872 3,470
ベーシック 2,967 3,469 4,116 4,957
プレミアム
(先進医療給付金なし)
5,107 6,079 7,316 8,937
プレミアム
(先進医療給付金あり)
5,186 6,160 7,399 9,022

(女性)

保障内容 25歳 30歳 35歳 40歳
シンプル 2,540 2,874 3,224 3,596
ベーシック 3,644 4,145 4,675 5,232
プレミアム
(先進医療給付金なし)
6,754 7,885 9,085 10,332
プレミアム
(先進医療給付金あり)
6,837 7,970 9,172 10,421

がん収入サポート給付金をつけると一気に保険料が上がることがわかります。がんにかかったからと言って、必ずしも収入が減るとは限りませんのでがん収入サポート給付金についてはよく検討して決めましょう。

加入するならおすすめのプラン

保険料をおさえつつ最低限の保障を確保したいなら、以下の組み合わせが1つの候補になるでしょう。

  • がん診断一時金200万円(上皮内新生物一時金100万)のみ
  • がん診断一時金100万円(上皮内新生物一時金50万)、治療サポート給付金、先進医療給付金

30歳の男性なら保険料はそれぞれ2,872円/2,763円、女性なら3,224円/3,150円です。がん診断一時金200万円に先進医療給付金をつけられればよいのですが、それが出来ないところが少し残念です。

なぜ200万円としたかというと、アフラックが2011年にがんの治療費としていくらかかったのかというアンケートを行った結果、約85%の人が200万円以内に収まったという結果が出ているからです。

関連記事:がんへの備え”三種の神器”は「早期発見のための検診受診」「がんに関する知識」「経済的備え」|アフラック

200万円を超える部分や再発の備えは貯蓄で対応することもできますので、保険料とのバランスを考えるとダブルエールに加入するなら上記のいずれかが良いでしょう。

保険は費用が高額になるときの備えだと考えるなら、それぞれ100万円ずつ一時金を上乗せしても良いです。

まとめ

ダブルエールは収入減に備えることができるというのが一つの特徴ですが、これをつけると保険料がかなり高くなってしまい、あまりおすすめはできません。

また、シンプルコースで先進医療給付金だけを加えることができない点が残念です。ひょっとしたら、そうした組み合わせだと保険料を安くすることが難しいのかもしれません。

全体的に悪くはないのですが、他の商品と比較したうえで判断したほうが良いかもしれません。

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